精神疾患の前兆と思える症状が現れたのは、中学2年生の8月、夏休みのことでした。
ある日から突然、毎晩過呼吸が起こるようになったのです。
過呼吸の原因
過呼吸は、ストレスや強い緊張、恐怖などが原因になって起こると言われています。
しかし、当時の私には思い当たる節が全くありませんでした。
むしろ、ストレスとは無縁だったように思います。涼しい部屋で、悠々自適に過ごしていたので。
過呼吸の症状
症状は、
・寝入りばなに体がベッドに沈み込むような感覚になる
・息を吸っても吸っても吸えない感じになる
・体が硬直し、動けなくなる
このような感じでした。
それはそれは恐ろしかったです。
目は普通に見えているのが、より恐怖でした。
苦しさは死を覚悟するほどでした。
時間にすれば3分ほどのことだったのかもしれませんが、もっと長く感じました。
そんな過呼吸が1ヶ月ほど続きました。
過呼吸が精神疾患の前兆だと気付かなかった
当時、私も家族も「過呼吸」というものを知らず、呼吸器に問題があるのかもしれないと思っていました。
夏休みが明けても続くようなら、一度呼吸器内科を受診してみようと考えていました。
結局、学校が始まると収まったので、病院に行くことはありませんでした。
まさかこれが精神疾患の前兆だとは、誰も思っていませんでした。