気になる症状があって子宮頸がん検診を受けたら、「LSIL（軽度異形成の疑い）」と判定されたので、精密検査を受けてきました。
4年ぶりの子宮頸がん検診で引っかかった話 子宮頸がんの精密検査は痛いと聞いていました。結論からお伝えすると、検査自体に痛みはなかったのですが、思わぬところで激痛が走りましたので、ご報告いたします。
子宮頸がんの精密検査の体験談
子宮頸部の精密検査といえば、「コルポスコープ検査」と「組織診」です。
コルポスコープ検査
子宮頸部にお酢のような液体を塗ると、組織が白濁します。それを拡大鏡で観察するのがコルポスコープ検査。
お酢がほんのちょっっっっっとだけしみたかな。
しみたかしみていないかで言えばしみてはいるのですが、「しみることがある」という前提知識がなければしみたと感じないであろう、という程度のしみ方でした。
子宮頸部組織診
コルポスコピー検査をした後、いよいよ組織診です。
組織を爪切りのようなものでパチンと切り取るので、痛いと聞いていました。Xでも「もう二度と受けたくない」という書き込みが多数。中には失神した人もいるようです。
そんなネガティブな情報ばかりが溢れているものですから、痛みに強い私でもさすがに少しビビってしまいました。
内診台の上でほんのりと手に汗を握りつつ、でも自分の痛みへの強さを信じて、なるべく体から力を抜いて、ゆっくりと深呼吸をして挑みました。
すると、しれっと終わりました。「え？もう終わりですか？」と思わず聞いてしまうくらい、しれっと。
2ヶ所くらい採られて、1回だけ、軽めの生理痛のような痛みを一瞬感じたのですが、「思ってたんと違う」という感じで拍子抜け。
私があまりにも平然としているので、「ご気分悪くなってないですか？？？大丈夫ですか？？？」と、すごく神妙な面持ちで看護師さんに心配されました。そんな看護師さんを見て、痛みでやられてしまう人が一定数いることを悟りました。
私は二度の陣痛もそれほど痛いと思わなかったクチなので、体験談を書いておきながら、あまり参考にはならないかも、ということをお伝えしておきます。
ただ、脱力することはとても大事です。体が強張ると痛みを感じやすくなるので、検査のときは空想や妄想をすることに徹し、リラックスして臨みましょう。
止血用タンポンの挿入
ほとんど痛みを感じることなく検査が終わると、止血用タンポンを入れられました。まさかそれで激痛が走ると誰が思ったでしょう。
タンポンが入ることに痛みはありません。ですが、タンポンを入れるときに使うピンセットの先で入口付近の柔らかい肉を突かれてしまうのは飛び上がりものです。実際に飛び上がって、内診台がめちゃくちゃ揺れました。
そのときちょうど、お昼休みに入る時間帯。だけど患者さんはまだまだ待っているという状況。だから先生、急いでいたのかもしれません。
気持ちはわかります。責めるつもりはありません。
だけど不意打ちには対応できませんよ、先生。「突くよ！」と言ってくれていれば、たぶんまだ平気だったのに。
待合室で止血待ちをしている間、突かれたところがしばらく鈍く痛みました。
痛みを伴う検査を受ける際は、最後の最後まで気を抜いてはいけません。
子宮頸がん精密検査の結果は「異常なし」
止血用タンポンで涙目になった子宮頸がんの精密検査の結果は、異常なしでした。
（10,12°）とあるので、採られたの2ヶ所でしたね。そういえば採られたときに「これ12時で～す」という先生の声がカーテン越しに聞こえました。子宮頸部を時計に見立てて、切り取った部位に呼び名をつけるんですね。
所見としては、炎症はあるが異形成はないとのこと。前がん病変がなくてよかったです。
炎症はおそらく細菌性膣症によるものだと思います。
血混じりのおりものの原因は「細菌性腟症」だった。 食事や運動、睡眠に気を配っていても、なかなか炎症がなくなりません。そのうちまた異形成疑惑が出て、今度は異形成の診断が下るのではないかと心配です。炎症が続いて良いことはないですから……。
とにもかくにも、子宮頸がんの精密検査を受けるときはリラックスしつつ、検査に関わるすべての処置が終わるまでは気を抜かないでほしい、ということをお伝えして、この体験談を締めくくります。
